格安SIMへの乗り換え方法【2026年6月】MNPの手順と失敗しないコツ

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結論

格安SIMへの乗り換えは、今はMNPワンストップ方式なら「乗り換え先で申し込むだけ」で番号がそのまま引き継げます。やることは4つ。①使用中のデータ量を確認して乗り換え先を決める②eSIMかSIMカードかを選んで申し込む③SIMが届いたら(eSIMはその場で)回線を切り替える④APN設定を入れて完了。元の会社への解約連絡は不要で、切り替えが終わると自動で解約扱いになります。失敗のほとんどは「SIMロック」「データのバックアップ忘れ」「無通信期間ができる」の3つに集約されるので、ここだけ先に潰しておけば詰みません。

「電話番号が変わったら面倒」「手続き中にスマホが使えなくなったら困る」——乗り換えを止めているのは、だいたいこの不安なんですよね。ただ、2023年5月にMNPワンストップが始まってから、手順はかなり簡単になりました。番号は変わらないし、開通作業を自分のタイミングでやれば無通信の時間もほぼゼロにできます。この記事は、その手順を順番に並べたものです。

手順や仕様は、2026年6月11日にIIJmio・mineoなど各社の公式サイトで確認した内容をもとにしています。MNPの方式や条件は変わることがあるので、申し込み前に乗り換え先・乗り換え元それぞれの公式ページで最新の案内を確認してください。

乗り換えの全体像。今は「番号を持ち運ぶ」だけ

乗り換えに使うのはスマホとSIM、そして数分の手続きだけ
乗り換えに使うのはスマホとSIM、そして数分の手続きだけ

そもそもMNP(モバイルナンバーポータビリティ)は、電話番号をそのままにして携帯会社を変える仕組みです。乗り換えのときに番号を引き継ぐ方法が、今は2通りあります。

  • MNPワンストップ:乗り換え先で申し込むだけ。MNP予約番号の取得が不要になった新しい方式。今ある番号を入力して「ワンストップ」を選ぶと、裏側で乗り換え元から番号情報を引っ張ってくれる
  • MNP予約番号方式:先に今の会社で「MNP予約番号」を取得し、その番号を乗り換え先の申し込みに入力する従来のやり方。ワンストップに非対応の組み合わせのときに使う

どちらでも番号は変わりません。違うのは「予約番号を自分で取りに行く一手間があるかどうか」だけ。対応していればワンストップのほうが圧倒的にラクなので、まずは自分の組み合わせがワンストップ対応かを確認するところから始めます。

どの格安SIMに乗り換えるかをまだ決めていないなら、料金とデータ量で選ぶ比較を一人暮らしの格安SIMおすすめ比較にまとめています。乗り換え先が決まっている前提で、この記事は手順に絞って進めます。

ステップ1:今の使用量を見て、乗り換え先を確定する

手続きの前に、ひとつだけ調べておくと失敗が減ります。今のスマホが月に何GB使っているかです。これが分からないまま「安いから」で選ぶと、容量が足りずに速度制限にかかったり、逆に使い切れない大容量プランで払いすぎたりします。

  • iPhone:設定 →「モバイル通信」で当月の使用量を確認(締め日にリセットする運用なら過去数ヶ月の平均で見る)
  • Android:設定 →「ネットワークとインターネット」→「データ使用量」で月ごとの使用量を確認

3GB前後で収まっているなら小容量プラン、20GBを超えるなら中〜大容量プラン、というのが乗り換え先選びの軸になります。データ量別のおすすめは比較記事に譲りますが、ここで「自分は月◯GB」と数字を1つ持っておくと、次のプラン選択で迷いません。

ついでに、乗り換えが固定費の中でどれくらい効くのかを知りたいなら、一人暮らしの固定費見直しリストに効果順で並べています。スマホ代は一度下げると毎月効くので、固定費削減の中でも優先度は高めです。

ステップ2:SIMロックとバックアップを先に片付ける

申し込み前にSIMロックとデータの確認を済ませておく
申し込み前にSIMロックとデータの確認を済ませておく

申し込みボタンを押す前に、ここだけは済ませておきたい2点です。後からやろうとすると、開通の手前で止まってバタつきます。

  • SIMロックは「いつ買った端末か」で変わる
  • データのバックアップは切り替え前に

SIMロックは「いつ買った端末か」で変わる

今のスマホをそのまま使う場合、別の会社のSIMが使えるよう「SIMロック」が解除されている必要があります。総務省のガイドライン改正で2021年10月1日以降に発売された端末は、原則SIMロックがかかっていない状態で販売されています。だから比較的新しい端末なら、解除の作業はそもそも不要なことが多いです。

それより前に買った端末や、中古で手に入れた端末は、ロックがかかっている可能性があります。各キャリアのマイページから無料で解除できるので、不安なら申し込み前に確認しておいてください。あわせて、その端末が乗り換え先の回線(ドコモ系・au系・ソフトバンク系・楽天)の電波に対応しているかも、乗り換え先の「動作確認端末」ページでチェックしておくと安全です。

データのバックアップは切り替え前に

同じ端末を使い続けるならデータは消えませんが、端末も買い替えるなら、写真・連絡先・各アプリのデータは事前にバックアップしておきます。特にキャリアメール(@docomo.ne.jpなど)は、乗り換えると使えなくなるか、月額有料の持ち運びサービスが必要になります。LINEやネットバンキングなどで連絡先にキャリアメールを登録している場合は、先にGmailなどのフリーメールへ変更しておくと、乗り換え後に「ログインできない」で詰まらずに済みます。

ここだけ覚える

2021年10月以降に発売の端末はSIMロックなしが原則なので、新しめのスマホなら解除作業はたいてい不要。古い端末・中古端末だけ、申し込み前にマイページから無料で解除しておく。キャリアメールに紐づくアカウントは、乗り換え前にフリーメールへ移しておく。

ステップ3:乗り換え先に申し込む(ワンストップ/予約番号)

準備ができたら、乗り換え先の公式サイトから申し込みます。ここで方式が2つに分かれます。

  • ワンストップ対応なら、予約番号は取らない
  • 非対応なら、MNP予約番号を取得する

ワンストップ対応なら、予約番号は取らない

ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル・ワイモバイル・UQモバイル・ahamo・povo・LINEMO・IIJmio・mineo・BIGLOBEモバイル・イオンモバイル・日本通信SIMなど、主要な事業者の多くはMNPワンストップに対応しています。この組み合わせなら、乗り換え先の申し込み画面で今の電話番号を入力し、「MNPワンストップ」と移転元の事業者を選ぶだけ。途中で乗り換え元のページに飛んで本人確認をして戻る、という流れになります。予約番号を別途取得する手間はありません。

注意点として、ワンストップはオンライン申し込み限定です。店舗で手続きする場合は対応していないので、その場合は次の予約番号方式になります。

非対応なら、MNP予約番号を取得する

乗り換え元か乗り換え先がワンストップに対応していない組み合わせのときは、従来のMNP予約番号方式を使います。今の会社のマイページ・電話・店頭のいずれかで「MNP予約番号」を取得し、その番号を乗り換え先の申し込みに入力します。

予約番号には取得日を含めて15日間の有効期限があります。さらに、オンライン申し込みでは郵送期間があるため、乗り換え先によっては「申し込み時点で有効期限が7日以上(10日以上を求める会社もあり)残っていること」を条件にしている場合があります。つまり、予約番号を取ったら放置せず数日以内に申し込むのが鉄則。期限が切れても再発行は無料で何度でもできるので、慌てる必要はありません。

申し込みには、本人確認書類・契約者名義のクレジットカード・連絡用メールアドレスが要ります。ここはワンストップでも予約番号方式でも共通です。

ステップ4:SIMが届いたら回線を切り替える

申し込みが通ると、SIMが手元に来ます(eSIMは郵送なし)。ここからが「開通」、つまり実際に番号を新しい会社へ移す作業です。この切り替えが終わった瞬間に、古い回線が自動で解約扱いになります。だから乗り換え元への解約連絡は基本的に不要です。

  • SIMカードの場合:申し込みから手元に届くまでは、各社「最短3〜4日程度」が目安(IIJmioの記載例)。届いたら、会員ページや専用ダイヤルで「回線切替(開通)」の手続きをして、SIMを端末に挿す
  • eSIMの場合:郵送を待たずに、申し込み後そのままオンラインで開通できる。最短即日で使える。物理SIMの抜き差しがいらない

無通信の時間を短くしたいなら、開通手続きは自分でタイミングを選んでやるのがコツです。切り替えが完了するまでは古いSIMで通話・通信が使えるので、平日の昼など電話が要らない時間に切り替えると、ほぼ途切れずに移行できます。各社で開通受付の時間帯が決まっていることがあるので、申し込み完了メールに書かれた手順と受付時間を確認してから進めてください。

ステップ5:APN設定を入れて、開通を確認する

SIMを挿して回線が切り替わっても、最後に「APN(アクセスポイント)設定」を入れないとデータ通信がつながらないことがあります。これが乗り換え後の「ネットが使えない」のよくある原因です。

  • iPhone:多くの格安SIMは「構成プロファイル」をインストールするか、最新のiOSなら自動設定。会社ごとに案内ページがあるので、その通りに進める
  • Android:設定の「アクセスポイント名(APN)」から、乗り換え先が指定するAPNを選ぶ/新規追加する

設定後、Wi-Fiを切った状態でWebページが開けて、テスト電話で発着信ができれば開通完了です。ここまで終われば乗り換えは終わり。古いSIMはハサミを入れて処分するか、会社の案内に従って返却します。

乗り換えで「やらかす」3パターンと回避策

手順自体はシンプルですが、つまずく人はだいたい同じところで止まります。先に知っておけば全部避けられます。

  • 端末がそのまま使えなかった:SIMロック解除を忘れた/回線の対応バンドが合わなかった。→ 申し込み前に「SIMロックの有無」と「乗り換え先の動作確認端末ページ」をセットで確認
  • 予約番号の期限が切れた:取得後に放置して15日を過ぎた、または残日数が足りず申し込めなかった。→ 予約番号は取ったらすぐ申し込む。切れても再発行は無料
  • キャリアメールでログインできなくなった:各種サービスの登録メールが@docomo.ne.jpなどのまま。→ 乗り換え前にフリーメールへ変更しておく

もうひとつ、見落としやすいのが「乗り換えると解約金や端末残債がかかる場合がある」こと。今は解約金を撤廃している会社が多いですが、端末を分割で買っている途中だと、乗り換え後も残債の支払いは続きます(これは損ではなく、ただ支払いが残るだけ)。タイミングを気にするなら、契約更新月や残債の状況をマイページで確認してから動くと安心です。

ケース別、どっちの方式・どっちのSIMで行く?

  • とにかく早く・手間を減らしたい → ワンストップ対応の乗り換え先+eSIM。予約番号も郵送待ちもなく、最短即日で開通できる
  • 端末はそのまま、初めての乗り換えで不安 → ワンストップ+SIMカード。物理SIMが届いてから自分のタイミングで切り替えられるので、無通信の時間を最小にしやすい
  • 乗り換え元/先がワンストップ非対応 → 予約番号方式。番号を取ったら数日以内に申し込む。残日数の条件に注意
  • 大手から大手系の格安プランへ → ahamo・povo・LINEMOなどは同系列回線で動作確認がしやすい。テザリング中心の使い方の限界はahamoの評判とテザリング運用に書いたので、ネット代わりに使う予定の人は先に読んでおくと判断を外しません

よくある質問

  • 乗り換えの手続き中、スマホは使えなくなりますか?
  • 今の会社に解約の連絡は必要ですか?
  • 電話番号は変わりますか? メールアドレスはどうなりますか?

乗り換えの手続き中、スマホは使えなくなりますか?

申し込みから新しいSIMの開通手続きをするまでは、今のSIMでそのまま通話・通信が使えます。番号が新しい会社に移るのは、自分で「回線切替(開通)」をしたタイミングです。だから開通手続きを電話が要らない時間帯に自分で行えば、使えない時間はほぼゼロにできます。eSIMなら郵送待ちもないので、より短時間で移行できます。

今の会社に解約の連絡は必要ですか?

MNPで乗り換える場合、乗り換え先で回線の切り替え(開通)が完了した時点で、古い回線は自動的に解約扱いになります。自分で乗り換え元に解約を申し出る必要はありません。逆に言うと、開通が終わるまでは古い契約が生きているので、二重に料金が発生しないよう、SIMが届いたら早めに開通手続きをするのがおすすめです。

電話番号は変わりますか? メールアドレスはどうなりますか?

電話番号は変わりません。MNPは番号を引き継ぐための仕組みです。一方でキャリアメール(@docomo.ne.jpなど)は、乗り換えると使えなくなるか、月額有料の「持ち運びサービス」に申し込まないと残せません。各種サービスの登録メールがキャリアメールのままだと乗り換え後にログインで困ることがあるので、申し込み前にGmailなどのフリーメールへ変更しておくと安全です。

記事中の手順・仕様は2026年6月11日にIIJmio・mineoなど各社の公式サイトで確認したものです。MNPの方式や条件、各社の対応状況は変わることがあるので、申し込み前に乗り換え元・乗り換え先の公式ページで最新の案内を確認してください。

この記事のまとめ

  • 今はMNPワンストップで「乗り換え先に申し込むだけ」。予約番号を取る手間が要らない(非対応の組み合わせだけ予約番号方式)
  • 申し込み前にやるのは2つ。SIMロックの確認(2021年10月以降の端末は原則ロックなし)と、データ・キャリアメールの移行
  • 開通の切り替えを自分のタイミングでやれば、スマホが使えない時間はほぼゼロ。eSIMなら郵送待ちもなく最短即日
  • 切り替え完了で古い回線は自動解約。乗り換え元への解約連絡は不要
  • つまずくのは「SIMロック」「予約番号の期限切れ」「キャリアメール」の3つ。先に潰せば詰まらない

乗り換えの芯はシンプルで、「先に使用量とSIMロックを確認 → ワンストップで申し込む → 自分のタイミングで開通 → APN設定」。この順番でやれば、番号も変わらず、使えない時間もほぼ作らずに移行できます。あとは乗り換え先をどこにするか。料金とデータ量の選び方は格安SIMおすすめ比較にまとめたので、まだ決めていない人はそこから始めてください。