検証ノートの方針
ゆるマリストの結論は、その日の気分ではなく、決まった手順で出しています。信頼してもらう先は、個々の記事ではなくこの方針そのものです。記事は、この方針を一つのテーマに当てはめた結果にすぎません。
METHOD v1.4 ・ 2026-08-14 更新
数値は3種類しか使わない
このサイトに出てくる数字は、次の3つのどれかです。それ以外の「なんとなく多い/少ない」は数字にしません。
- 調べた実数:所持数、比べた件数、読んだレビューの数など、実際に数えられるもの。
- 公式・公的な数値:メーカー公式や公的機関の発表。どこで確認したかは本文か「この記事の調べ方」に書き、確認した日は記事上部に出しています。
- 「目安」と明示した逆算値:たとえば「週1回洗濯なら靴下7足」のような、条件から計算した数。必ず「目安」と書きます。
わからないことは「不明」と書きます。埋めるために数字を作ることはしません。ここが、このサイトが最初に自分へ引いた線です。
この方針を、いま何本で満たせているか
この方針は全記事では満たせていません。記事を開けば分かることなので、隠さず本数で出します。下の数字は、このページを組み立てるたびに記事から数え直したものです(今回の集計は2026年10月6日)。母数は、いま一覧と検索に出している251本です。
| 方針の項目 | いまの実測 |
|---|---|
| 比較表(候補×比べる軸)がある | 210本 / 251本 |
| その210本が横に並べた候補の数 | 中央値5件・最多16件 |
| 出典の一覧を付けた | 133本 / 251本 |
| 「この記事の調べ方」を開示した | 118本 / 251本 |
| 「編集部の見解」を根拠つきで置いた | 80本 / 251本 |
| 価格・仕様の確認日を出している | 41本 / 251本 |
終わっていること。数値の扱い方を決めたこと、そして記事ごとの状態を読む人から見える場所に出したことです。並べた件数・調べ方を書いたかどうか・価格をいつ確認したかは、記事の上部にそのまま出ます。何も出ていない記事は、そこまで手が入っていないという意味です。読む前に、その記事がどこまで裏を取ったものか分かります。
残っていること。上の表の各行と251本との差が、そのまま残りの量です。このサイトは2026年6月に、すでに公開されていたブログを引き継いだもので、引き継ぐ前からある記事には調べ方も確認日も入っていません。そのうち11本は、書き直せていないので一覧と検索から外しました。買収した時点の文章のまま人に読ませる場所へ置いておくのは、この方針に合わないからです。URLは残してあります。消してはいません。書き直したものから順に戻します。だから「公開している記事」と言うときの本数は262本ではなく、いま読める251本のほうです。
どの順で直すか。読まれている記事から先に手を入れます。全部を一度に直すより、実際に開かれているページを作り直すほうが早く役に立つからです。直した記事には確認日が入るので、進み具合はサイトを見れば分かります。上の本数は書き換える必要がありません。ページを作り直すたびに記事から数え直しているので、直した分はそのまま数字に出ます。
守れていない約束は、掲げません。このページと全ページの上部には、少し前まで「比較は5件以上」と書いていました。取り下げた時点の実測では、当時の母数253本のうち満たしていたのは125本です。基準を3件に下げれば「達成」に見えますが、それは看板を書き換えて未達を隠す操作でしかありません。どちらも採らず、約束のほうを下ろしました。かわりに、その記事が実際に何件並べたかという事実だけを記事の上に出します。少ない件数で結論を出した記事は、少ないまま表示されます。判断は読む人がしてください。
「いる・いらない」「何枚」をどう決めているか
持つか手放すか、何枚あれば足りるか。この手の判断は、好き嫌いではなく次の4つの軸で見ています。仕事で使うか使わないかを稼働率で判断する癖を、そのまま暮らしに持ち込んだ形です。
- 稼働率:どのくらいの頻度で実際に使うか。月に一度も出番がないものは、選ぶ手間と置き場所だけが残ります。
- 代替可能性:その役割を、すでに持っている別のもので兼ねられるか。兼ねられるなら、専用のものは省ける候補です。
- 手数:使う・洗う・しまうの手間が、毎日の生活リズムに収まるか。続くかどうかは、やる気より手数で決まります。
- 収納と費用:置き場所と、買い替え・維持にかかるお金。ここが自分の許容を超えると、持ち続ける負担になります。
比較で見ていること
比較する記事では、次の順で調べています。買わずに調べられる範囲を正直に開示するのが方針です。
- 公表スペック:メーカーが出している数値(容量・重量・電気代の目安など)。
- 実売価格:楽天などの実際の販売ページの価格帯とレビュー数。価格は変動するので「確認日つきの目安」として載せます。
- レビューの傾向:件数の多いレビューで繰り返し出てくる長所・短所。
- 落選した理由:選ばなかったものについて、なぜ外したかを1行ずつ書きます。選んだ理由より、捨てた理由のほうが検証の深さが伝わると考えています。
勧めるものは、はっきり勧める
比べて差がついたなら、どれを勧めるかまで書きます。「どちらも一長一短」で終わる記事は、調べた意味がありません。読む人は、結局どうすればいいかを知りたくて開いています。
ただし、事実と判断は混ぜません。編集部の判断は「編集部の見解」と書いた枠に入れて、比較表の数字とは別に置いています。枠の中には、その判断が何に基づくかと、どういう人には当てはまらないかを必ず書きます。当てはまらない条件を書けない推奨は、まだ調べ足りていないということです。
- 根拠はそのページの中に置きます:見解のもとになるのは、同じ記事に載せた比較データか、出典のある公表値だけです。「一般的には」で始まる根拠は使いません。
- 調べていないことについては勧めません:たとえば飲み比べをしていないなら、味の優劣には立場を取りません。その旨を枠の中に書きます。
- 紹介料で結論を変えません:リンクから紹介料が発生する場合でも、勧める順番はそれで動かしません。広告として自動で並ぶ枠には【広告】と書き、記事の結論とは別物だと明記しています。
していないこと
できることと同じくらい、していないことを正直に書きます。
- すべての商品を買って使ってはいません。手元にあるものは実物として、それ以外は公式情報と実売データ・レビュー傾向で調べています。
- 実験施設や測定機材は持っていません。数値は自分で数えたものか、出典のあるものだけです。
- 使っていないものを「使った」とは書きません。調べた場合は「調べた」と書きます。
実物を買って使ったとき
買って実際に使ったものは、「調べた」ではなく「使った」と書きます。そのかわり、どういう条件で使ったかを必ず一緒に出します。条件のない体験談は、読む人が自分に当てはめられないからです。
- 回数と日数を書く:1回しか使っていないなら「1回」と書きます。続けたなら何日目かを書きます。
- 条件を書く:何分使ったか、どんな使い方をしたか。同じものでも条件が変われば結果が変わります。
- 途中でやめた日も書く:続かなかったことは隠しません。買ったあとに続くかどうかは、読む人が最も知りたいことの一つです。
体に関わるものの書き方
体に触れるもの、体調に関わるものについては、効果を書きません。ここは他より厳しく線を引いています。
雑貨として売られているものに「効く」「改善する」と書くことは、薬機法で認められていません。それ以前に、一人が使って感じたことを、他の人にも起きることとして書くのは違うと考えています。
だから書くのは、自分の体に起きたことだけです。何分で何が変わったか、どこが痛かったか、終わったあとどうだったか。それが何によるものかは書きません。わからないからです。
- 「効いた」ではなく「自分はこう感じた」と書きます。
- 他の人にも同じことが起きるとは書きません。
- 体の仕組みの説明をしません。そこを知りたい人は、医師や公的機関の情報を見てください。
更新のしかた
価格や仕様には確認日を添えます。時間が経てば数字は変わるので、確認日が「いつ時点の話か」の目印です。
このページに出している本数は、手で書き換えていません。ページを作るたびに記事本文から数え直しています。手で書くと、記事を直した日と看板を直した日がずれて、古い数字がそのまま残るからです。
判断の軸そのものを見直したときは、このページの方針バージョン(いまは v1.4)を上げて、下の履歴に何を変えたかを残します。記事ごとに基準がぶれないように、基準はこの1枚に集約しています。
方針の更新履歴
- v1.4(2026-08-14):引き継いだまま書き直せていない記事を、一覧と検索から外した。買収した時点の文章のまま人に読ませる場所へ置いておくのは、この方針に合わないため。URLは残し、書き直したものから戻す。あわせてこのページと運営者情報の本数を、ビルドのたびに記事から数え直す形へ変えた。同じ日に v1.3 で書いた本数が、記事を外した時点で全部古くなったため。数え方はトップページと同じ1つの集計に寄せ、3つの面で違う数字が出ないようにした。
- v1.3(2026-08-14):「比較は5件以上」という約束を取り下げた。当時の253本のうち満たしていたのは125本で、全ページの上部と38記事のバッジで未達の基準を自ら掲げている状態だったため。基準を3件に下げる案は、未達を隠す操作になるので採らなかった。かわりに「何件を横に並べたか」という事実だけを記事の上に出す形へ変えた。あわせて「この方針を、いま何本で満たせているか」を新設し、項目ごとの本数(当時の母数253本に対し163/77/69/24/14)と、終わっていること・残っていること・直す順番を公開した。それまでの「いま直している途中です」という一文は、何がどこまで進んだのかが読む人に伝わらないので置き換えた。
- v1.2(2026-08-05):勧めるものははっきり勧めると明記。編集部の判断を「編集部の見解」の枠に分けて出し、根拠と「当てはまらない条件」を必ず添えること、調べていない論点には立場を取らないことを追加。あわせて本文のバージョン表記がv1.0のままだった食い違いを修正。
- v1.1(2026-08-05):実物を買って使ったときの書き方(回数・日数・条件の開示、やめた日も書く)と、体に関わるものの扱い(効果を書かない・自分に起きたことだけを書く)を追加。
- v1.0(2026-07-12):制定。数値3種のルール、判断の4軸、比較の見かた、していないことの開示を明文化。