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工事不要でデータ無制限のホームルーターは、中身を見るとほぼ3系統しかありません。WiMAX +5G、SoftBank Air系(モバレコAir)、ドコモのhome 5G。このうちWiMAXは、どのプロバイダで契約しても回線も端末(Speed Wi-Fi HOME 5G L13)も同じで、違うのは料金の組み立てだけ。だから答えはシンプルで、基本はWiMAXを安いプロバイダで契約する。ソフトバンクやドコモの電波・セット割に理由がある人だけ、Airかhome 5Gを選ぶ。これで外しません。
3年使う前提の総額で並べると、今回比較したWiMAX 3社ではBIGLOBE WiMAXが約16.9万円で最安でした(計算式は本文に書きます)。最初の1年をとにかく軽くしたいならモバレコAir、という分かれ方です。
このページの料金は、2026年6月10日に各社公式サイトで確認した税込価格です。キャンペーンや料金体系は頻繁に変わるので、申し込み前に必ず公式サイトで最新の条件を確認してください。
その前に。光やテザリングで足りる人はそっちでいい

ホームルーターは「コンセントに挿すだけ」が最大の価値です。賃貸で壁に穴を開けられない、工事の立ち会い日程を調整したくない、2年以内に引っ越すかもしれない。この条件に当てはまる一人暮らしには合っています。光回線のように開通工事の予約待ちもないので、引っ越したその日からネットが使えるのも大きい。
ただ、向いていない人もはっきりいます。オンラインの対戦ゲームをやり込む人、一日中ビデオ会議をする在宅ワーカー、動画や大容量ファイルを日常的にアップロードする人。電波でつなぐ仕組み上、安定性では光回線に勝てません。ここに当てはまるなら、工事をしてでも光を引いたほうが後悔しないです。
逆に、家でのネットがスマホの延長くらいの人は、そもそもホームルーターすらいらないことがある。スマホのテザリングで足りるかどうかの判断は一人暮らしはテザリングで十分?に書いたので、月のギガが余りがちな人はまずこっちを読んでみてください。
5サービス比較表(2026年6月10日・各社公式サイト調べ)
下の表は、工事不要のホームルーター5サービスを月額・初期費用・端末代・契約期間・データ容量で比較したものです。2026年6月10日時点・各社公式サイト調べ。
| サービス(端末) | 月額(税込) | 初期費用 | 端末代 | 契約期間・解約金 | データ容量 | 公式 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Broad WiMAX(L13) | 初月880円→以降4,785円 | 事務手数料3,300円※1 | 35,640円→36回分割で実質0円 | 縛りなし・解約金0円 | 無制限※2 | 公式サイト |
| カシモWiMAX(L13) | 初月1,408円→以降4,818円 | 事務手数料3,300円 | 39,600円→36回分割で実質0円 | 縛りなし・解約金0円 | 無制限※2 | 公式サイト |
| BIGLOBE WiMAX(L13) | 初月0円→24ヶ月間3,278円→以降4,928円 | 事務手数料3,300円 | 27,720円(770円×36回) | 縛りなし・解約金0円 | 無制限※2 | 公式サイト |
| モバレコAir(Airターミナル6) | 1ヶ月目1,320円→12ヶ月目まで3,080円→36ヶ月目まで4,180円→以降5,368円 | 事務手数料3,850円 | 71,280円(1,485円×48回)→月月割で実質0円 | 縛りなし・解約金0円(端末残債に注意) | 無制限※2 | 公式サイト |
| ドコモ home 5G(HR02) | 5,280円 | 事務手数料0円(オンライン)/店頭4,950円 | 73,260円→月々サポートで実質0円 | 縛りなし※3 | 無制限※2 | 公式サイト |
※1 Broad WiMAXは別途初期費用20,743円の設定がありますが、Webフォーム申込+クレジットカード払い+指定オプション2つの初回加入で0円になります(条件は公式で確認を)。※2 各社とも「一定期間に大量のデータ通信があった場合、混雑する時間帯の速度を制限することがある」という注記つきの無制限です。モバレコAir(SoftBank Air回線)は夜間など利用が集中する時間帯に制限がかかる場合があります。※3 home 5Gは2025年7月以降の契約だと、1年以内の解約に1,100円の手数料がかかる場合があります(公式FAQより)。
「実質0円」は、端末の分割期間(36〜48ヶ月)ぶん使い続けることが条件です。詳しくは後ろのセクションで説明します。
WiMAXは3社とも中身が同じ。違いは「割引の置き方」だけ
表の上3社、Broad WiMAX・カシモWiMAX・BIGLOBE WiMAXは、回線も端末も同一です。回線はUQのWiMAX +5G、端末は同じSpeed Wi-Fi HOME 5G L13(下り最大4.2Gbps)。つまりスペックの比較に意味はなくて、見るべきは「どの時期に、いくら割り引くか」の設計だけなんですよね。
- Broad WiMAX:初月だけ880円、あとは4,785円。端末35,640円は36ヶ月の利用で実質0円
- カシモWiMAX:初月1,408円、2ヶ月目からずっと4,818円のフラット。途中で上がらない分かりやすさが売り。端末39,600円は36ヶ月で実質0円
- BIGLOBE WiMAX:初月0円、その後2年間は3,278円。端末は実質0円ではなく27,720円を普通に払う設計
これを「初月+36ヶ月」の単純合算で比べてみます。計算は月額×月数+事務手数料+端末の自己負担を足しただけ。ユニバーサルサービス料などの少額費用とキャンペーン変動は除いています。
- Broad WiMAX:880円+4,785円×36+3,300円=約176,400円(端末実質0円)
- カシモWiMAX:1,408円+4,818円×36+3,300円=約178,200円(端末実質0円)
- BIGLOBE WiMAX:0円+3,278円×24+4,928円×12+3,300円+端末27,720円=約168,800円
端末代を全額払ってもBIGLOBEが一番安い、というのが2026年6月時点の答えです。2年間3,278円の値引きが、端末27,720円を吸収してまだお釣りが来る。「端末実質0円」の見た目より、月額の低さが効くという典型例です。
端末代を全額払ってもBIGLOBEが一番安い、というのが2026年6月時点の答えです。「端末実質0円」の見た目より、月額の低さが効くという典型例です。
「縛りなし」のからくり。本当の縛りは端末の分割期間
5サービスとも「契約期間の縛りなし・解約金0円」を掲げています。嘘ではないけれど、そのまま受け取ると失敗します。端末を36〜48回の分割で買わせて、毎月同額を割り引くことで「実質0円」にする構造だから、分割が終わる前にやめると割引だけが消えて、残債の支払いが残る。
カシモWiMAXの公式サイトには具体例があって、24ヶ月で解約すると残り12回分の13,200円が請求されます。モバレコAirの端末分割は12〜60回から選べますが、月月割で実質0円にする組み合わせは48回。この場合、4年未満の解約は残債の一括支払いが発生します。home 5Gの月々サポートも48回です。WiMAX系の36回より1年長い。
だから順番としては、料金表を見る前に「自分は何年使うつもりか」を決めるのが正しい。3年使い切るならどれを選んでも端末負担は消えますが、1〜2年で生活が変わりそうな人は、端末を割引に頼らず普通に払うBIGLOBE型のほうが、解約時の計算がシンプルで傷も浅く済みます。
キャンペーン最大手のASAHIネットと、縛りなしで試せる5G CONNECT
ここまでの5社に、もう2社足しておきます。どちらも中身は同じWiMAX +5G(端末はSpeed Wi-Fi HOME 5G L13)。選ぶ理由がはっきりしているので、上の表とは別枠で紹介します。
- 割引で安くするなら、ASAHIネット
- まず試したいなら、5G CONNECT
割引で安くするなら、ASAHIネット
通常4,928円のところ、スタートキャンペーンで2〜13ヶ月目が2,000円引きの2,728円になります(2026年6月1日〜9月30日の申し込み分)。WiMAXのギガ放題プラスプランで、この割引幅は手厚いほうです。
注意点は2つ。端末代27,720円は一括払い(代引)で、分割の月々割引ではない。そして契約期間の縛りなしを掲げつつ、開通月から12ヶ月以内に解約すると違約金15,000円がかかります。つまり実質1年は使う前提の人向け。登録手数料は3,300円です。料金とキャンペーンの最新は公式で確認してください。
ASAHIネット WiMAX +5G の公式サイトで料金を見る
まず試したいなら、5G CONNECT
5G CONNECTは縛りなしのレンタルプランがあるのが強みです。月額5,250円・端末0円(返却で無料)・契約期間なしで、やめるときは返却手数料1,100円だけ。引っ越しや生活の変化で解約するかもしれない人は、残債の計算がいらないぶん気が楽です。
長く使うつもりなら、24ヶ月契約の購入プラン(月額4,800円・端末0円)のほうが安い。こちらは3ヶ月に1度、月額が無料になる特典があり、24ヶ月で最大5ヶ月分が浮きます。購入プランには30日のお試しモニター(満足しなければ初回申込金を返金)も付きます。事務手数料は3,300円。最新の条件は公式で確認を。
キャンペーンで月額を抑えたい・1年以上使う → ASAHIネット。やめる可能性があり縛りなしで試したい → 5G CONNECTのレンタルプラン。長く使うなら5G CONNECTの購入プランが最安クラス。
WiMAXかAirかhome 5Gか。決め手は電波と「置く場所のルール」

系統選びで意外と効いてくるのが、設置場所のルールです。これ、契約前に知らない人が多い。
- WiMAX:利用場所の制限なし。引越し先や実家が対応エリア内なら、そのまま持っていってコンセントに挿すだけで使える
- SoftBank Air系(モバレコAir):登録住所以外では使えない。公式FAQに明記されていて、別の場所で使うと通信が止められることがあります。引越し時は住所変更の手続きが必要
- ドコモ home 5G:同じく登録住所のみ。住所変更すれば引越し先でも使えます
速度のカタログ値は、L13が下り最大4.2Gbps、Airターミナル6が下り最大2.7Gbps(この最大値は一部エリアのみ。Wi-Fi 7対応)。ただしどれも理論上の最大値で、実際の速度は住所と建物でまるで変わります。僕は全サービスを自分で測ったわけではないので、ここに「実測◯◯Mbps」とは書きません。確実に言えるのは、契約前に各公式サイトのエリア判定で自宅住所を入れて確認すること、これだけが唯一の対策だということです。
もうひとつ、スマホとのセット割。au・UQ mobileならWiMAX、ソフトバンク・ワイモバイルならAir系、ドコモならhome 5Gで、それぞれスマホ側の月額が割り引かれる制度があります。割引額や条件は変わりやすいので、自分のキャリアの公式ページで確認してください。スマホとそろえると、表の比較がひっくり返ることがあります。
タイプ別、この中ならどれ
- 3年使う前提で総額を一番抑えたい → BIGLOBE WiMAX(初月0円+2年間3,278円。端末代込みでも最安だった)
- 短期でやめる可能性がある → BIGLOBE WiMAX(端末が「実質0円」構造じゃないぶん、解約時の計算がシンプル)
- 初月をほぼタダで始めたい → Broad WiMAX(初月880円。初期費用無料の条件にオプション初回加入がある点だけ確認を)
- 途中で料金が上がるのが嫌い → カシモWiMAX(2ヶ月目からずっと4,818円。管理がラク)
- ソフトバンク・ワイモバイルのスマホを使っている/最初の1年を安く → モバレコAir(12ヶ月目まで3,080円+セット割の対象)
- ドコモの電波が強い場所に住んでいる → ドコモ home 5G(月5,280円の一本値。オンライン申込なら事務手数料も0円)
公式サイトで最新の料金を確認する
キャンペーンの内容は月単位で変わります。この記事の数字は2026年6月10日時点の確認なので、申し込み前に必ず公式の現行条件を見てください。
- Broad WiMAX(初月880円スタート)→ 公式サイトで料金を見る
- カシモWiMAX(ずっと同額のフラット型)→ 公式サイトで料金を見る
- BIGLOBE WiMAX(3年総額の最安)→ 公式サイトで料金を見る
- モバレコAir(1年目3,080円・ソフトバンク回線)→ 公式サイトで料金を見る
- ドコモ home 5G(ドコモ品質・一本値)→ 公式サイトで料金を見る
▶ さらに詳しくは WiMAXのおすすめプロバイダ比較(料金で選ぶ) にまとめました。
▶ さらに詳しくは WiMAXの解約と乗り換えで損しない方法 にまとめました。
よくある質問
- 光回線とホームルーター、結局どっちがいい?
- 無制限って本当にどれだけ使ってもいいの?
- 引っ越したらそのまま使える?
光回線とホームルーター、結局どっちがいい?
家でのネットが動画視聴・Web・SNS中心なら、ホームルーターで足りる場面がほとんどです。オンライン対戦ゲーム、終日のビデオ会議、大容量のアップロードが日常にあるなら光回線へ。無線の宿命で、安定性は工事して引く光に届きません。「工事ができない・引越しが近い」という事情があるなら、ホームルーターはその制約の中での最適解です。
無制限って本当にどれだけ使ってもいいの?
月間のデータ量上限はどのサービスにもありません。ただし全社共通で「一定期間に大量のデータ通信をした場合、混雑する時間帯に速度を制限することがある」という注記があります。SoftBank Air系は夜間など利用が集中する時間帯の制限が公式に明記されています。毎晩何十GBも使う使い方なら、この注記は読んでから契約してください。
引っ越したらそのまま使える?
WiMAXは利用場所の制限がないので、引越し先が対応エリア内なら持っていってコンセントに挿すだけです。モバレコAir(SoftBank Air)とhome 5Gは登録住所でしか使えないため、先に住所変更の手続きが要ります。手続き自体は無料でも、忘れて使うと通信を止められることがあるので、引越しが多い人はWiMAXを選んでおくのが無難です。
記事中の料金・条件は2026年6月10日時点に各社公式サイトで確認したものです。最新のキャンペーンと正確な条件は、必ず各公式サイトで確認してください。
この記事のまとめ
- 系統はWiMAXを基本に、スマホのキャリア(セット割)で調整する
- 料金は月額の見た目じゃなく「何年使うか」の総額で見る。3年総額はBIGLOBE WiMAXが最安だった
- 「実質0円」の正体は端末の分割期間。終わる前にやめると残債が残る
- 最後は自宅住所のエリア判定だけ確認して決める
選び方の芯は3つだけ。系統はWiMAXを基本にスマホのキャリアで調整する、料金は月額の見た目じゃなく「何年使うか」の総額で見る、「実質0円」の正体は端末の分割期間だと知っておく。ここさえ押さえれば、ホームルーター選びで大きくは外しません。あとは自宅のエリア判定だけ確認して決めてください。


