コンプレッサー式除湿機の電気代と除湿能力を機種比較|シャープCV-U190とアイリスPD-A140
梅雨に除湿機を1台入れる、と決めたあとに次に迷うのが「結局どの機種にする?」という問い。家電量販店で見比べても、コンプレッサー式の現行モデルは20機種近くあって、スペックの数字を見るほど決ま
梅雨に除湿機を1台入れる、と決めたあとに次に迷うのが「結局どの機種にする?」という問い。家電量販店で見比べても、コンプレッサー式の現行モデルは20機種近くあって、スペックの数字を見るほど決まらなくなります。
僕は普段、広告運用と分析が仕事です。スペックシートはROIで読む癖があるので、今回はコンプレッサー式の代表2機種(シャープCV-U190-Wとアイリスオーヤマ PD-A140-W)の公式仕様と実販売価格を1枚の表にまとめました。
「方式の選び方(コンプレッサー/デシカント/ハイブリッド)」は梅雨の部屋干し、除湿機・サーキュレーター・エアコン除湿どれが正解?に書いてあるので、この記事は「方式は決めた、機種はどっち?」の続編として読んでください。
結論:用途別の最適解
| こういう人 | 第1候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 除湿しながら衣類乾燥・寝室でも使いたい | シャープ CV-U190-W | プラズマクラスター搭載・大容量4.5Lタンク・37dB低騒音モード |
| 除湿+空気清浄を1台で済ませたい | アイリス PD-A140-W | HEPAフィルター内蔵・空気清浄機能付き |
| 初期費用を抑えたい・コスパ重視 | アイリス PD-A140-W | 最安¥24,800(価格.com最安) |
| 大きめ部屋(鉄筋40畳超)で使いたい | シャープ CV-U190-W | 鉄筋42〜47畳適用 |
価格は2026-06時点の価格.com・Amazon・楽天から取得。販売店・時期で変動するため、最終確認は購入直前に。
比較する6軸
| 軸 | 見るポイント |
|---|---|
| 除湿能力(L/日) | 部屋の広さ・湿度の高さに対するキャパシティ |
| 消費電力(W) | 4時間運転×電力単価で1回コストを算出 |
| タンク容量(L) | 排水頻度。連続排水ホース対応なら無関係 |
| 騒音(dB) | 寝室で使うなら40dB以下が目安 |
| 適用畳数 | 木造/鉄筋で大きく違う |
| 実勢価格 | 公式定価より販売店実売を基準 |

楽天・Amazonで人気の除湿機
楽天市場の人気商品(レビュー数順)。価格は変動するため目安です。※プロモーションを含みます
2機種の横並び比較表
| 項目 | シャープ CV-U190-W | アイリス PD-A140-W |
|---|---|---|
| 除湿能力 | 18.5L/日(60Hz)/16.5L/日(50Hz) | 14L/日(60Hz)/12L/日(50Hz) |
| 消費電力 | 300W(除湿)/340〜365W(衣類乾燥) | 245W(50Hz)/290W(60Hz) |
| タンク容量 | 4.5L | 3.0L |
| 騒音 | 37dB(弱)/42dB(強) | 公式未記載 |
| 適用畳数(木造) | 21〜23畳 | 16〜27畳 |
| 適用畳数(鉄筋) | 42〜47畳 | 33〜35畳 |
| 重量 | 16.9kg | 14.6kg |
| サイズ HWD | 665×359×248mm | 569×360×265mm |
| 実勢価格 | 約¥58,279〜¥79,800 | 約¥24,800〜¥41,900 |
| 追加機能 | プラズマクラスター7000・衣類乾燥モード | 空気清浄機能(HEPAフィルター) |
| 連続排水 | 対応(ホース別売) | 対応 |
数値の最終確認はシャープ公式 CV-U190・アイリスプラザ PD-A140で。価格は価格.com CV-U190・価格.com PD-A140から。
電気代の試算(4時間運転×1ヶ月)
東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」第2段階の電力単価 31.65円/kWh(東京電力EP料金プラン)を使って計算します。
シャープ CV-U190-W
- 除湿運転(300W)×4h = 1.2kWh = 約38円/回
- 衣類乾燥(340W)×4h = 1.36kWh = 約43円/回
- 月20回(週5日想定):月760〜860円
アイリス PD-A140-W
- 除湿運転(60Hz 290W)×4h = 1.16kWh = 約37円/回
- 月20回:月734円
1ヶ月の電気代差は約30〜130円。年間でも数千円レベルなので、機種選びにおいては「電気代の差」より「除湿能力」「機能」「初期費用」を優先する方が判断軸として有効です。
浴室乾燥機との比較
浴室乾燥機(一般的なメーカー値で1回 約100〜200円)と比べると、除湿機の方が1回あたり50〜80%安く済む計算。週5回使う前提なら、除湿機の本体代は1〜2年で回収できる試算になります。
それぞれの深掘り
シャープ CV-U190-W:寝室で部屋干しまで完結させたい人向け
最大の特徴は「衣類乾燥が早い」こと。2kgの洗濯物(一人暮らしの1〜2回分)を約74分で乾燥させると公式LPに記載されています。
寝室で使うなら37dB(弱運転)が魅力。一般的に「図書館の中」が40dB前後と言われるので、弱モードなら就寝中も気にならないレベル。強運転は42dBで、こちらは「日中の換気扇」程度。
プラズマクラスター7000搭載で、衣類の消臭・除菌効果も期待できる設計。タンク4.5Lは3社で最大級で、毎日水捨てしなくていいのが地味に快適。
弱点は16.9kgという重量。部屋を頻繁に移動するなら、キャスター運用が前提になります。価格は5.8〜8万円と高めなので、「梅雨だけ」目的ならオーバースペックの可能性も。
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アイリス PD-A140-W:除湿+空気清浄を1台で
最大の特徴はHEPAフィルター搭載の空気清浄機能。除湿しながら同時に空気清浄も動くので、ワンルームで家電を増やしたくない人には1台2役の魅力があります。
価格は2.5〜4万円とCV-U190の半額〜2/3水準。コスパで選ぶならこちらが筆頭。
弱点は騒音dB値が公式記載されていないこと。ユーザーレビューでは「パワーに対して静か」との評価もありますが、寝室で使う前提の判断は実機テストが必要です。タンク容量3Lはやや小さめで、強運転で1日2回水捨てになるパターンも。
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用途別の判断フロー
A. 寝室で使う・部屋干し主目的
→ シャープ CV-U190-W。37dBの低騒音と衣類乾燥モードが効きます。価格に納得できれば最適解。
B. 除湿+空気清浄を1台で・予算3万円台
→ アイリス PD-A140-W。1台2役の構造でコスパ最強。
C. ワンルームで「とりあえず梅雨を乗り切りたい」
→ どちらでもOKだが、アイリス PD-A140-Wの初期費用優位を取るのが現実的。
D. 鉄筋40畳超の広いリビング
→ シャープ CV-U190-W(鉄筋47畳適用)。アイリスは33〜35畳で能力不足。
「実は必要なかった」を防ぐチェックリスト
機種選びの前に、以下を確認しておくと買って失敗する確率を下げられます:
- [ ] コンセント位置:除湿機は床置きで電源が必要。延長コード使う前提か確認
- [ ] 置き場所の床面積:本体サイズ+メンテのために前後左右に20cmずつ空きが要る
- [ ] 排水口の位置:連続排水ホース運用するなら、排水可能な場所まで届くか
- [ ] シーズン外の収納場所:押入れ・物置・ベランダ収納のどこに退避させるか
- [ ] 室温の上がりやすさ:コンプレッサー式は3〜5℃ほど室温が上がる仕様。夏は冷房との併用が前提
「一人暮らしのハンガー本数」と同じで、買う前に運用イメージを1回シミュレーションするだけで、後悔の確率がガクッと下がります。
よくある質問
デシカント式の方が冬は強いの?
その通り。コンプレッサー式は気温15℃以下で除湿能力が大きく落ちる仕様で、冬の脱衣所や北向きの部屋ではデシカント式の方が安定します。「梅雨〜夏に部屋干し」が主目的ならコンプレッサー式、「冬の結露対策がメイン」ならデシカント式を選ぶのが基本です。
ハイブリッド式(パナソニック等)の方がいいんじゃ?
一年通して使うならハイブリッド式が最も安定しますが、本体価格が5〜7万円とコンプレッサー式の2倍前後。梅雨と夏だけ運用するなら、コンプレッサー式で十分です。「長く使う」「結露対策も」を兼ねる人だけ、ハイブリッドの初期投資を検討する流れになります。
連続排水ホースは付けた方がいい?
毎日タンク水捨てが煩わしいなら付けた方が楽。CV-U190は別売(ホース1,000〜2,000円目安)、PD-A140は本体付属。排水口が近くにある場所に設置できる前提なので、置き場所が決まってから判断するのが安全です。
まとめ
- コンプレッサー式除湿機の代表2機種を、除湿能力・消費電力・電気代・適用畳数・実勢価格で並べた
- 1回あたりの電気代差は約30円程度なので、運転コストより本体機能と初期費用で選ぶ方が合理的
- 寝室・衣類乾燥主目的ならシャープ CV-U190-W(37dB・大容量タンク・5.8〜8万円)
- コスパ・空気清浄も兼ねたいならアイリス PD-A140-W(2.5〜4万円・HEPAフィルター)
- 買う前にコンセント・床面積・シーズン外の収納場所を確認する
除湿機は「梅雨だけ」のつもりで買っても、結局夏の部屋干し・秋の長雨・冬の結露と通年で出番が増えがちな家電です。長く使う前提で、機能と本体機能の納得感で選ぶのが3年後の満足度につながります。